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<ニュース>日銀横浜支店は、5月の神奈川県内の金融経済概況を発表した。
<ニュース>日銀横浜支店は、5月の神奈川県内の金融経済概況を発表した。
・景気判断は「供給制約の影響を強く受けながらも、新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐもとで、基調としては持ち直している」との判断を据え置いた。
・ただし、ロシアのウクライナ侵攻を念頭に「地政学的リスクの高まりに伴う影響には注視が必要」とした。
・輸出や生産は「供給制約の影響から、持ち直しのペースが鈍化している」として、判断を引き下げた。
・一方、個人消費は引き上げた。百貨店を中心にモノの消費が堅調なうえ、感染症による下押し圧力が和らぎ、観光・飲食業などサービス業が緩やかに持ち直していることを踏まえた。
・今後の見通しについて、河西慎支店長は「地政学的リスクによる原料高などは企業収益や家計の購買力を圧迫する要因になる」と述べた。
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神奈川県金融経済概況(2022年5月12日発表)
Ⅰ.概況
・神奈川県の景気は、供給制約の影響を強く受けながらも、新型コロナウイルス感染症の影響が和らぐもとで、基調としては持ち直している。
・ただ し、地政学的リスクの高まりに伴う影響には、注視が必要である。 輸出や生産は持ち直しのペースが鈍化している。設備投資は持ち直している。
・雇用・所得環境は、一部で持ち直しの動きがみられるものの、依然として弱めの動きとなっている。
・個人消費は、下押し圧力が和らぐもとで、緩やかに持ち直している。住宅投資は緩やかに持ち直している。
・公共投資は 横ばい圏内の動きとなっている。
・金融面をみると、貸出は、高めの水準で横ばい圏内の動きとなっている。
・預金は、引き続き増加している。
Ⅱ.実体経済
(1) 輸出 : 供給制約の影響から、持ち直しのペースが鈍化している。
(2) 生産 : 供給制約の影響から、持ち直しのペースが鈍化している。
(3) 設備投資 : 持ち直している。
(4) 雇用・所得環境 : 一部で持ち直しの動きがみられるものの、新型コロナウイルス感染症の影響から、依然として弱めの動きとなっている。
(5) 個人消費 : 新型コロナウイルス感染症による下押し圧力が和らぐもとで、緩やかに持ち直している。
(6) 住宅投資 : 緩やかに持ち直している。
(7) 公共投資 : 横ばい圏内の動きとなっている。
Ⅲ.金融情勢
(1) 貸出 : 高めの水準で横ばい圏内の動きとなっている。
(2) 預金 : 引き続き増加している。