セミナー情報詳細


[セミナー報告] 第8回職欲(ジョブヨク)の未来@ヨコハマスペシャル

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[セミナー報告]
第8回職欲(ジョブヨク)の未来@ヨコハマスペシャル
永続的成長企業ネットワークの第8回職欲の未来@ヨコハマスペシャルは、6月5日に開催した。
報告は次のとおり。

第8回職欲の未来@ヨコハマスペシャル 開催報告
1 開催日 平成28年6月18日(土)
2 会 場 富士通エフサス(みなとみらいInnovation & Future Center)
3 主 催 横浜市立大学、SoLaBo、永続的成長企業ネットワーク
4 共 催 富士通エフサス
5 参加者 30名(大学生10名、社会人20名)
6 内 容 ワークショップ(ワールドカフェ形式)
・世代を超えた社会人(企業経営者・社員)と大学生が5テーブルに分かれ、『好きなこと、やりたいこと と仕事の距離感』をテーマに意見を交わした。

・以下、齊藤理事の「見学記」

[見学記]
第8回職欲(ジョブヨク)の未来@ヨコハマスペシャル
――平成28年6月18日 富士通エフサス――

永続的成長企業ネットワーク理事
横浜市立大学名誉教授 斎藤毅憲

・ヨコハマスペシャルも回数を重ねてきた。“継続は力なり”と思っている。5グループ約25名にファシリテーターや見学者をくわえて、約30名が今回の参加者である。半分ぐらいは初参加であるという。学生は10名ぐらいであるが、いろいろな大学からの参加で、バラエティーに富んでいる。関西の立命館大学からも2名出席している。そして、進行役の横浜市立大学の学生は何回も経験してきたので、安心してみていることができる。“経験はヒトを育てる”を実感させてくれる。
・初参加の人も多いということで、職欲(ジョブヨク)のビデオ(7分程度)をみてから、スタートしている。ビデオにある「10人10色だから、人生はおもしろい」をうけて、将来が楽しみになるような働き方を語りあうのが今回のテーマとなった。
・まずグループ内の人間が仲良くなるための作業を行っている。そのうえで、行いたいことを各自に思いつくものを“はきだす”ようにリストアップさせている。それは自分のアイデアをできるだけ表出させる作業である。その後で、でたアイデアが大人の場合仕事になるのか、ならないのか、学生の場合には仕事にいかせるのか、いかせないか、という観点から検討してもらっている。学生のひとりは関心のある英語や経営学などを仕事にいかせたいという。その後、グループ内で発表しあって情報の共有化をはかっている。
・休憩や席がえをしながら、やりたいことが仕事になるのかで議論を深めつつ、情報の共有化もはかっている。そして、最後にやりたいことと仕事が結びつくかどうかについて、各人に30秒間のスピーチをもとめて、今回のプログラムは終了している。
・仕事とやりたいことは別のものであり、両者を結びつけるのはむずかしいという意見もあった。しかし、別けて考える必要はないという反応もあった。また、現在の仕事をやりたいものにしたい、やりたいことを仕事にしている人もいた。さらに、やりたいことは沢山あり、いろいろと経験すれば仕事になるものが見つかるであろうという回答もあった。要はこれについては、いろいろな意見があったといえる。
・確かに、おもしろい議論が今回も行われた。やりたいことが仕事になるならば、将来が楽しみになるような働き方ができるわけであるが、両者を結びつけることはむずかしいのかもしれない。
・行いたいこと、やりたいことは、本人にとって大切なものであり、“志事”に近いものであろう。そこで、この志事の発見や確認は生きること、や人生にとって意味があるといえる。もっとも、やりたいことは人生のなかで変わっていくことも予想される。
・さて、私のキャリア論に、4事(しごと)がある。4つのことがあるわけであるが、そのひとつは今回のテーマであるやりたいこと(Want)である。しかし、他の3つは、できる(Can)仕事、行ってきた(Did)仕事、他者から期待されている(Should)仕事である。やりたいことだけでなく、できること(能力)、行ってきた実績・経験、周辺の人たちの自分への期待なども、仕事やキャリアの問題を考える際には大切なのである。これらの問題については別の機会に議論してほしいと思った。
・次回のヨコハマスペシャルは9月11日である。横浜や神奈川のビジネスパーソンには是非ご参加いただき、若い学生への支援に貢献するとともに、ビジネスパーソンどうしの交流に役立ててほしいと思っている。

Information
  • 開催日2016年6月5日
  • 場所
  • 時間
  • 費用