【セミナー特別企画】第58回 <人生100年時代へのヒント:長寿者/百寿者のことば・生き方(58)> 塩谷信男『100歳だからこそ、伝えたいこと』サンマーク出版 2002年
【セミナー特別企画】第58回
<人生100年時代へのヒント:長寿者/百寿者のことば・生き方(58)>
塩谷信男『100歳だからこそ、伝えたいこと』サンマーク出版 2002年
著者:塩谷信男
1902年(明治35年)山形県生まれ。26年東京帝国大学医学部卒業。京城帝国大学医学部助教授を経て、31年(昭和6年)東京・渋谷に内科医院を開業。86年(昭和61年)閉院。医学博士。2008年(平成20年)、105歳にて逝去。
著書に「自在力」「宇宙無限力の活用」「健康長寿と安楽詩」「大健康力」など。
内容(「MARC」データベースより)
100歳にして現役ゴルファー。はつらつと講演もこなす。その驚異の健康・長寿のコツと、生き方のエッセンスを大公開。「私にできたのだから、あなたにもできる!」[出版時(2002年)]
・だれもが百歳まで生きられる力がある。人間は百歳が本来の寿命で、みんな百まで生きて当然なのです。
・物事をすべて前向きに考える。あらゆる存在物はよくなるようにつくられています。成長はすべてのものの本質なのです。
・したがって、ものごとを前向きにとらえ、人生を常に肯定的、積極的に生きることは、その原理に無理なくそうことであり、人間にとってもっとも自然な行為です。
・感謝の心を忘れない。ありがとう――この気持ちを何に対しても、いつも抱いて生きることです。
・ありがたいと思う気持ちを忘れない人には、それにふさわしい事物がかならず生起するのです。
・愚痴をこぼさない。結局、心や思いの景色にふさわしい出来事がわたしたちに起こるのです。みなさんに起こることは、みなさんの心の投影です。・・・だから愚痴はこぼさない。
・思いはかならずかなう。若いときに、百歳まで生きて当然と確信して、そのとおり私は百歳まで生きています。
・「生きて当然」「生きるはずだ」という確個とした信念、断定の想念を発しながら、その実現を露ほども疑わずに信じていたこと。その強烈な思いの力がわたしの長寿を可能にしたのです。
・願いを実現するには、「~したい」でも「~になりたい」でもない。すでに「~できた」
という完了形による断言が大切だ。
・疑念や不安があると願望は実現しにくい。素直なまっすぐな心で、「すでに実現した」と願うことが、実現への最短距離なのだ。
・九十をこえてから物忘れをしたり、言葉がつまるようになり人と話すのがおっくうになってきた。わたしはこれに挑戦することにした。「脳細胞がよみがえった」そう想念を発してくり返していると、やがて言葉はすらすらと口をついて出てくるようになり、それから講演も原稿なしでまったく大丈夫になった。
・正しい心のもち方とは、次の三つである。
① 物事をすべて前向きに考える
② 感謝の心を忘れない
③ 愚痴をこぼさない
・常に感謝していると、感謝しなくてはいけないことが起こってくる。
・病気は生きる意味と価値を教えてくれる絶好の教師でもある。人生の意味を深く考えるようになるからだ。
・感謝するのに特別なことは何も必要ない。ただ、いま生かされていることに感謝をすればよい。
・健康とは、無理して獲得するものではなく、元来あるべき姿に戻るということにすぎない。
Information
- 開催日2024年4月25日
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