セミナー情報詳細


【セミナー特別企画】第37回 <人生100年時代へのヒント:長寿者/百寿者のことば・生き方㊲> 前坂俊之『百寿者百話 生き方上手の生活法』海竜社 2008年 から
【セミナー特別企画】第37回
<人生100年時代へのヒント:長寿者/百寿者のことば・生き方㊲>
前坂俊之『百寿者百話 生き方上手の生活法』海竜社 2008年 から
☞バカになり切って やるだけのことをやる [90~95歳の達人たち]
・尾崎行雄(95歳)
→太陽と共に起きるのが日課で、朝食は七時(夏は六時)、昼食は十二時、夕食は六時からと、一分も違わない。
→朝食は、ヨーグルト少々、みそ汁は海草が眼病によいので、毎朝、ワカメを大椀に、玄米か、麦飯を一杯に。食後は朝鮮人参の煮たもの一片。
→朝食後は、新聞二紙を読み、庭仕事。廃物利用を徹底、目が覚めている間は片時もぼんやりしていることはない。昼食も夕食もお汁に魚一品、野菜一品、麦飯一椀。
・瀬島龍三(95歳)
→精神と肉体のバランスに細心の注意を払い、“生活は簡素にして、自然に逆らわない”自然体の生活に徹すること。
・鈴木大拙(95歳)
→(鎌倉の東慶寺の百段ほどの石段を)この石段をつとめて歩くのだ。手足を良く動かして丈夫なら、頭もしっかりしてくる。
→よく噛めば自然に多くは食べなくなる。本当にお腹がすかなければ食べんのだ。
→書きたいことがいくらでも出てくるんだ。死んでしまうと、できなくなるんで困る。
→分らんことが分かってくるっちゅうと、よほど面白いぞ。人間は長生きせにゃならんことがいくらでもあるんです。
・松永安左エ門(95歳)
→自分の前に大きな岩があるとする。「ああダメだ。とても割れない」とあきらめたら負け。必ず岩を割ってみせると勇猛心をわき立たせる。この精神力が秘訣である。
→絶えず新しい本を読み、人の話をじっくり聞き、洋行してきた人があると、その地位の上下にかかわらず、自ら訪ねて行って教えを乞い、新知識を仕入れていた。
→死ぬまで理想を失うな、財産、地位などどうでもよい。
・出光佐三(95歳)
→順調にいて悲観し、逆境にいて楽観せよ。金の奴隷となるな、人間がしっかりしておれば、金は自然に集まってくる。
→(子供の頃から目が悪かった)目がよく見えないから、オレはよく考える。だから、独創的なのだ。
・悪い時にヘトヘトになるな、これを突き抜ければ、あとはいいぞとガンバるんです。
・山本玄峰(95歳)
→力をもって立つものは力によって滅び、金で立つものは金に窮して亡ぶ。ただ、徳あるものは永遠に生きる。
・森繫久彌(95歳)[本書刊行時:翌年死去(96歳)]
→人生は平等に年をとる。長く生きたからいいというものでもなく、大事なのは人生の中身だね。
→目覚めて今日を燃やし、幕が降りて今日終える。それが役者のなりわいだ。
・武原はん(95歳)
→百歳まで踊りたい。舞ひとすじを極めたい。踊りに完成はありません。死ぬまで厳しい稽古です。
・浪越徳治郎(94歳)
→顔が笑えば、胃も笑う、顔が怒れば、胃も怒る、一笑一若。一怒一老、大いに笑えば、長生きできる、ハッハッハァ、ワッハッハァ・・・。
・徳富蘇峰(94歳)
→体力養成は品性養成とともに人生の第一義。一日一時間でも多く働ける体力者は一日中の勝利者となり、継続すれば年中の勝利者、人生の勝利者となる。
→心の持ちようとして、
① 好きなものは早起き、読書、富士の山、律義、勉強、愚痴いわぬ人。
② 思慮を倹約すること、必要以上に思い悩んで精力を消耗しない。
③ 過ぎ去ったことにはこだわらず、くよくよしない。
④ まだ起きもしないことを想像して取り越し苦労をしない。
・牧野富太郎(94歳)
→わが姿たとえ翁に見ゆるとも心はいつも花の真盛り。
→食事は小食で何でも食べる。コーヒーと紅茶は好き、酒もタバコも嫌いで全く飲まない。
→いつまでも生きて仕事にいそしまん また生まれ来ぬこの世なりせば。
→何よりも貴き宝もつ身には 富も誉も願わざりけり。
・松下幸之助(94歳)
→病弱だったことが成功の最大の要因。健康だったら、仕事も自分でやろうとして、そこそこの成功で終わっていたかもしれない。
→病弱と寿命は別。弱い人は弱いなりに、順応した生活態度をとるならば、頑強な人とは違った形で十分な社会活動もできますし、寿命を保てます。
・土光敏夫(91歳)
→志は高く、生活は質素に。いまの日本人は贅沢だ。勤勉のみが取り得の日本人がその心を失ったら没落する。
→(座右の銘)「まことに日に新たに、日々に新たに、また日に新たなり」(『大学』)
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Information
  • 開催日2022年7月25日
  • 場所
  • 時間
  • 費用