永続的成長企業ネットワーク第13回テーマ別サロンを開催
平成26年1月16日、テーマ別サロンを特別ゲストによる「横浜みなとみらい21の挑戦」を行った。
講師は、国連大学高等研究所上席客員研究員の岸田比呂志氏。
■講師紹介
岸田氏は、早稲田大学理工学部建築学科を卒業後、東京大学大学院都市工学科に学び、1969年横浜市入庁。
土地利用計画、ニュータウン開発、市街地再開発、都市デザインなど街づくりの他分野を経験し、横浜市退職後、2005年から4年間 ㈱横浜みなとみらい21代表取締役専務として活躍。
著書に「都市づくり戦略とプロジェクト・マネジメント―横浜みなとみらいの挑戦―」
■主な内容
①基本計画とインフラストラクチャ
みなとみらいのマスタープランは不変ではなく、状況変化に合わせている。
MM21の特徴として、「㈱横浜みなとみらい21」の設立。大規模かつ長期プロジェクトであり、整合性を持った土地利用を図りつつ民間活力を大いに生かして進めるために、公共セクターと民間セクターが一体となった組織体を設立した。
初代社長に細郷道一市長(当時)が特に招聘した高木文雄氏(元国鉄総裁、元大蔵事務次官)を迎え体制を整えた。(因みに高木氏は社長就任にあたり無報酬で参加された)
横浜の街づくりが、市長が代わる(飛鳥田⇒細郷⇒高秀⇒中田⇒林)なか大きな影響を受けずに街づくりが進んだのは、街づくりのマネジメントの仕組みがあったから。
②都市景観と賑いの創出
特徴的なスカイラインの形成とビスタの海への確保。愛着がわいてくるなどの効果もあり、街の要素つぃて重要である。
歴史的建造物の保全、活用。赤レンガ倉庫など、費用は多くかかるが、歴史の香りの中に市民・来街者の新しい活動エネルギーが溢れる港の界隈づくりとなり、歴史的建造物を残すことは価値がある。
③プロジェクト・マネジメント
開発は第1期(構想・基盤整備)、第2期(構想の実現化)、第3期(モノづくりだけでなく、プロモーションに注力) プロジェクト・マネジメントの勘所
・規範を持つ、維持する。
・ガイドラインを用意する。
・創意工夫を活かす場を設ける。
・世論形成 など。
- 開催日2014年1月16日
- 場所-
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- 費用-