【誌上テーマ別サロン】(第1回)
<基礎講座>
経営を実感できる場としてのスモール・ビジネス
―「中小企業経営学入門」(1)
1 スモール・ビジネスの“いいところ”をさがす
小さな企業(スモール・ビジネス)については、弱点のみが強調
“小さい”ということから、“弱い”、“不安定”、“無名”などのイメージをもたれてきた。それらは、たしかにそうであるかもしれない。これに対して、大企業(ビック・ビジネス)は“大きい”ということから、“強く”、“安定している”、“有名”などと考えられ、学生も就職するならば、大企業ということになってきた。
しかし、小さな企業には“いいところ”が本当にないのであろうか。企業経営のミクロ分析―顕微鏡的な観察―を得意としてきた経営学も、大企業についてはすぐれた成果をあげてきたものの、小さな企業の分析では限界をもってきたと反省している。
2 経営を実感できること!
小さな企業の“いいところ”は、企業経営の全体、つまり企業が
この可視性とは、別の言葉でいうと、経営者だけでなく、従業員
3 つぎの活動の源泉となる「実感」
この実感は、つぎになにをしなければならないかという活動の方
そこで、実感は、つぎの活動の源泉になるわけである。しかも、
永続的成長企業ネットワーク 理事
横浜市立大学名誉教授 斎藤毅憲
[2014.11.17
- 開催日2014年11月17日
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