【訪問型サロン】(第4回)
<Yokohama Excellent Company (YEC) 第4回>
『石井造園㈱の石井直樹社長に聞く』(その3)
1 日 時 2017年6月15日
2 場 所 石井造園㈱本社
3 聞き手 永続的成長企業ネットワーク代表理事 吉田正博
々 理事 斎藤毅憲(文責)
4 内 容 以下の通り((その2)の続き)
本業発展への信頼感 社長へのインタビューで感じられたことに、本業の造園業の発展を信じていることがある。玄関周りなどの外構工事、公園の整備、園庭の改修などをはじめとするこれまでの事業のほかに、壁面緑化事業、テラセル(法面緑化)、LED照明灯事業、ケセルワンリキッド(安全なラク書き落とし作業)などのいわゆる本業が今後とも発展していくことに確固たる信頼感を持っている。
・この信頼感とか、確信は、企業経営にとって大切なことであり、たとえ障害を直面にしても、それを克服する力になるものである。環境が変化するなかでの企業では、このような信頼をもつことは現実にはむずかしく、ペシミスティク(悲観的)になることが多い。決して楽観的になることもできないが、あまりにも悲観的にとらえると、チャンスもチャンスとは見えなくなってしまう。どの業界でも絶対的な信頼感などもてるものではない。しかし、前向きに考えると、ピンチも決してピンチにはならないのではないかと思った
社長の人生訓 「経験と感動こそ人生の宝」が人生訓ともいうべきモットーであるという。本業への信頼感をもちつつ、いろいろな地域貢献活動にチャレンジしているからこそ、このモットーが出てきているのだと思った。同社のCSRが「ついでに、無理なく」だけでなく、「達成感のあることをしよう」を原則としており、なんでもいいわけでなく、達成感を重視している。達成感のあることを行う(経験)は、当然のことながら感動を生みだす。そして、それは人生の宝になることは確かである。
人的資源への配慮と補充 「よこはまグッドバランス賞」などを授与されているように、石井造園は働く人びとに配慮した企業である。もっとも、最近、個人的事情のために退職する人間でたという。しかし、若い人材や中途採用者がかわって入社し、人的資源は増えている。
・退職者はでたが、社長のいう「気が動いた」のである。現在は採用がむずかしい状況になっているが、同社にはその不安はない。小さな企業の経営はどうしても人的資源によって左右され不安定になるが、その心配はないように見えた。横浜型地域貢献企業への評価が高まり、求職希望者が多いとも聞くが、同社の場合も、その一例であると思った。
インタビューを終えて 2時間ほど時間をとっていただき、お話しあいを行うことができた。社長のあたたかさを感じさせる人柄は、楽しい雰囲気をかもしだし、いいひとときを過ごしたきたと思っている。
[以上 (その3)/3回連載]
[2017.7.25]
- 開催日2017年6月15日
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