【訪問型サロン】(第2回)
<Yokohama Excellent Company (YEC) 第2回>
『㈱神奈川ナブコの原信治社長に聞く』(その1)~(その3)
1 日 時 2015年12月2日
2 場 所 ㈱神奈川ナブコ本社
3 聞き手 永続的成長企業ネットワーク代表理事 吉田正博
々 理事 斎藤毅憲(文責)
4 内 容 以下の通り((その2)の続き)
・[同社のCSR] 横浜や神奈川で育った企業であることから、同社はこの地域に貢献する活動を大切にしてきた。横浜型地域貢献企業にも当然のことながら認定されている。そして、前述の「お客様第一主義」のもと、CSを重視し、サービス・アップにむけて品質向上のためのISO9001の認証も取得している。
・さらに、たとえば横浜市の発行による『ぼうさいえほん』の制作に関与している。横浜市内の各幼稚園に約6万部が配布されたこの絵本は、地震発生時に、どのように行動したらよいのかをとり扱っている。また、中・高校生向けの無料配布型の職業教育を目的とした『サクラノート』の取材に協力している。
・スポーツ関係では、地元プロスポーツチームを支援している。横浜スタジアムへの広告協賛、横浜FCのオフィシャルクラブスポンサーとしてそれぞれのチームをバックアップしている。
・なお、環境問題への取組みでは省エネ、コスト削減策の提案を行える企業になるべく、CSR活動を強化している。
・[回転ドア問題の教訓] ナブコグループが起こしたわけでなく、他の同業者によって発生した回転ドア事故は、自動ドアへの不安感をかきたてている。他社によるものでも、同じ業界であると、影響を与えるものだということを実感させられたという。そして、CSRは一企業だけでなく、同業の企業にも求められることを教えられた。
・[総括] 神奈川ナブコの社長へのインタビューから以上のことをうかがった。同社は「お客様第一主義」を貫き、顧客の立場に立った経営を展開しており、それが確実な経営成果(売上高や利益)の獲得の継続化を可能にしていると思った。2代目社長として、経営の実践と理論に精通し、両者をうまく結びつけて活動しているすぐれた経営者との印象をもった。
・それとあわせて、「神奈川ナブコ憲章」にある「礼を尽くし、感謝する」を実践している経営者であると思った。お客様、周りの人への挨拶が感謝の第一歩であり、身だしなみ、礼節を欠くことなく相手に敬意を持って接することをみずから実践していることを感じさせるインタビューであった。
・社長室には、イギリスで行われたラクビーW杯のラクビーボールが飾られていた。ラクビーの好きな社長はイギリスで実際に試合を見てこられたとのことである。そこで、ラガーマンである社長の別の顔を見ることができたと思っている。
感謝!
[以上 (その3)]
- 開催日2015年12月22日
- 場所
- 時間
- 費用