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【訪問型サロン】(第1回)<Yokohama Excellent Company (YEC) 第1回>

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【訪問型サロン】(第1回)
<Yokohama Excellent Company (YEC) 第1回>
『アーバン・コーポレーション㈱の田上龍二社長に聞く』(その3)

1 日 時 2015年5月18日
2 場 所 アーバン・コーポレーション㈱本社
3 聞き手 永続的成長企業ネットワーク代表理事 吉田正博
々          理事 斎藤毅憲(文責)
4 内 容 以下の通り((その2)の続き)

・経営に対する認識  それでは、田上社長は同社の現状や将来についてどのような認識をもっているのであろうか。「ヒトやファイナンスが追いつかない」と社長はいう。この言葉はチャンスがあるのに、それを活かすための経営資源とくにヒューマン・リソース(人的資源)と財務的資源(お金)に不足していることを示しているものと思われる。
・すでに述べたが、社長としては現在の150名の2倍である300名規模の企業に発展してもよかったのにとの返答があった。これができなかったのは、チャンスを活かすだけの経営資源がおそらく社内になかったことを吐露したものと思われた。起業家のビジネスやスモール・ビジネスにとって経営資源の不足状態は、ある意味で宿命的である。しかし、社長はその不足状態をなんとか克服し、同社を成長軌道に乗せていくことであろう。
・もっとも、社長は企業規模が大きくなったことに対する不安も述べている。150名というと、コミュニケーションをはかるうえでも障害が発生してくるが、大きくなったことによるある種の安定志向も職場の現場では生まれはじめているという。危機意識の欠如を排除し、イノベーティブな文化を維持するためには、どうすればいいのかに社長はすでに心くばりをしているようであった。
・これに関連して、社長はとくに若い人びとの人材育成の重要性を明らかにしている。仕事が出来るだけでなく、民度の高い人間づくりに意をそそいでいるという。「従業員の物心両面の幸福」の実現が経営理念となる同社にとって、これは当然のことであろう。
・さて、今後の同社のビジネス展開について、社長はシステム開発と経理の記帳代行という既存の主要な事業分野のいっそうの発展・深化と融合を表明している。あわせて、新たなビジネス展開を行うための模索を行っているとしている。具体的には情報化と地域コミュニティづくりなどをめぐって、同社の研究開発が行われており、成果が期待されるところである。

・田上社長への印象  ご多忙のなか、2時間お話をうかがうことができた。いつお会いしても、とてもすてきな社長であるが、たんたんとお話しいただいたと思っている。ソフトな笑みを入れながら、静かにお話しする姿が印象的であった。起業家といえば、もう少し情熱的で、はげしいところがあるのかと思っていたのであるが、話しぶりはどこまで静かであった。                   [以上 (その3)/3回連載]
[2015.7.19]

Information
  • 開催日2015年7月19日
  • 場所
  • 時間
  • 費用