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<寄稿>『新年を迎えて』

<寄稿>
『新年を迎えて』

新年にあたり、ひとことお祝いを申し上げます!

「人生不如意 十常八九」という言葉があります。人生は思いどおりにはいかない。10を目標にしても大体得られるものは、8,9であるという。これを経営におきかえると、「経営不如意 十常八九」となり、経営も思いどおりにならなくて、8,9、悪ければ5,6、さらにもっと悪くなってしまうかもしれません。
環境の変化がはげしい時代なので、経営は思いどおりにはいかないことが多いのかと思っています。しかし、こういう時代は別の言葉でいうとチャンスもあるのかもしれません。そこで、悲観的にならず、むしろ楽観的な態度で経営に臨んでほしいと考えています。
かつて「無碍雄図」の経営を主張したことがあります。リスクをチャンスに満ちた変化の時代の経営は、固定観念にとらわれず自由に思考し、発想すること(無碍、ムゲ)と、大きなビジョンや志(理想)をかかげて、それにむかって活動すること(雄図、ユウト)、のふたつの言葉が大切であると考えています。
どうぞ皆様には、よい一年になりますように祈念しております。
いい人生、そしていい経営を!

横浜市立大学名誉教授 斎藤毅憲
(永続的成長企業ネットワーク理事)