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<ニュース>神奈川県内の企業短期経済観測調査(短観)によると、新型コロナウイルスの影響で、製造業の回復の遅れが目立っている。 (日本銀行横浜支店2020 年 10 月 1 日発表)

<ニュース>神奈川県内の企業短期経済観測調査(短観)によると、新型コロナウイルスの影響で、製造業の回復の遅れが目立っている。 (日本銀行横浜支店2020 年 10 月 1 日発表)

・企業の景況感を示す業況判断指数(DI)は、全産業ベースでマイナス30で、6月の前回調査から1ポイント悪化した。県内製造業の景況回復の遅れが目立っている。

・DIは景況感が「良い」と答えた企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いた値。
・調査対象は314社で有効回答率は99.7%だった。
・全産業ベースDIの悪化は4四半期連続となった。
・業種別では、製造業が前回調査から6ポイント悪化のマイナス43、非製造業が同3ポイント改善のマイナス19だった。
・全国のDIは全産業ベースで3ポイント改善しマイナス28、製造業では2ポイント改善のマイナス37だった。全国に比べると、神奈川県内製造業は、やや回復が遅れている印象である。
・自動車など輸送用機械で戻りが弱く、素材など他の関連製造業にも波及している。
・非製造業では、スーパーなど小売業の回復が目立った。外出自粛に伴う需要効果が続いており、21ポイント改善してマイナス13となった。
・当初、新型コロナの影響が少なかった建設業は、DIがプラス9で前回調査から19ポイント減少した。先行きはマイナス19と回復の兆しが見えない。
・コロナ禍による設備投資の減少や、東京五輪・パラリンピックに向けた需要が落ち着いたことが影響した。
https://www3.boj.or.jp/yokohama/shiryou/tankan.html