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<ニュース>帝国データバンク SDGsに関する神奈川県内企業の意識調査(2021.7.26公開) 「SDGsに積極的な企業40.8%、1年で倍増」 ~ 一方、取り組んでいない企業も半数占める ~
<ニュース>帝国データバンク SDGsに関する神奈川県内企業の意識調査(2021.7.26公開)
「SDGsに積極的な企業40.8%、1年で倍増」
~ 一方、取り組んでいない企業も半数占める ~
・・・・・(以下、帝国データバンク横浜支店公開、「SDGs」に関する神奈川県内の企業への意識調査概要)・・・・・
はじめに
・SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)は、2015年9月の国連サミットにおいて、世界193カ国が産官学民などのステークホルダーとともに同意した「2030年アジェンダ」に掲載されている世界共通の目標である。2030年のSDGs達成に向けて、2020年1月からは「行動の10年(Decade of Action)」と銘打ち、産官学民すべてにおける取り組みの加速が期待されている。
調査結果
1 自社におけるSDGsへの理解や取り組みについて、「意味および重要性を理解し、取り組んでいる」企業は13.5%となり前回調査(2020年6月)より8.0ポイント増加するなど、「SDGsに積極的」な企業は同19.1ポイント増の40.8%と前年より大きく増加した。一方で、SDGsに取り組んでいない企業は50.0%と半数となっている
2 規模別にみると、「大企業」ではSDGsに積極的な企業が54.8%となり半数を上回った。一方で、「中小企業」では積極的な企業は38.8%で大企業より16.0ポイント下回った。SDGsに対する意識は企業規模で差が表れている
3 業界別にみると、積極的な企業では「運輸・倉庫」が64.8%で最も高くなった。次いで、「金融」も50.0%で半数となった。一方で、SDGsに取り組んでいない企業では「不動産」が53.8%で最も高く、「小売」(53.3%)、「サービス」(52.9%)、「製造」(52.1%)の4業界が5割超となった。主要8業界中6業界が、SDGsに取り組んでいない企業が積極的な企業を上回った
4 SDGsの17目標のなかで、現在力を入れている項目では、「働きがいも経済成長も」が30.4%で最も高かった(複数回答)。今後最も取り組みたい項目でも同様に「働きがいも経済成長も」が15.2%でトップだった(単一回答)。いずれの項目でも「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」や「つくる責任つかう責任」、「気候変動に具体的な対策を」が上位となっている
☞帝国データバンク横浜支店は、SDGsに関する企業の見解について調査を実施した。
・調査期間は2021年6月17日~30日、調査対象は神奈川県所在の1,206社で、有効回答企業数は578社(回答率47.9%)。
SDGsに関する調査は、2020年6月に続いて今回で2回目