<トピックス> 民間シンクタンク「ブランド総合研究所」(東京)は、令和3年の市町村別魅力度ランキングを発表した。
<トピックス>
民間シンクタンク「ブランド総合研究所」(東京)は、令和3年の市町村別魅力度ランキングを発表した。
・横浜市は6位と昨年の4位から順位を下げた。
・(神奈川県下では)鎌倉市は、5位と昨年の7位から順位を上げた。
・1位は札幌市で9年ぶり7度目の1位。2位函館市、3位京都市、4位小樽市、5位鎌倉市、6位横浜市、7位神戸市、8位軽井沢町、9位金沢市、10位富良野市の順。
以下、市区町村魅力度ランキング(地域ブランド調査2021)[2021年10月09日発表]
・「地域ブランド調査2021」から、1000市区町村の魅力度ランキングの結果。
市区町村魅力度ランキング
・「魅力度」とは、地域のブランド力、すなわち地域の魅力を数値化する指標。
「以下の自治体について、どの程度魅力を感じますか?」という問いに対して、「とても魅力的」を100点、「やや魅力的」を50点、「どちらでもない」、「あまり魅力を感じない」、「全く魅力的でない」を0点として、それらの回答を自治体ごとに集計(点数)として算出した。点数が大きいほど消費者はその地域を「魅力的」と感じる人が多いことになる。
・以下では対象となった全国の1000市区町村(全792市+東京23区+185町村)のランキングを紹介する。
市区町村魅力度ランキング
・市区町村で最も魅力度が高かったのは札幌市で、2012年以来となる9年ぶり7度目の1位となった。同市を「とても魅力的」と答えたのは45.3%で、前年の29.0%から大幅増となった。
・2位は函館市で、1,2位を北海道の市が独占した。同市の順位は前年と同じであるが、魅力度の点数は51.3点から62.8点へと大きく上昇している。「とても魅力的」と「やや魅力的」の合計では84.1%となり、これは札幌市を上回っている。
・3位は京都市で、前年の1位の座を奪われたが、点数自体は前年より10ポイント以上も上昇している。
・4位は小樽市。10位に富良野市、26位に釧路市、29位に帯広市、30位に登別市、34位に旭川市と上位に北海道の市が数多く並んでいる。
・5位の鎌倉市は7位から上昇し、2017年以来のベスト5入りを果たした。
なお、同時に道府県魅力度ランキング(地域ブランド調査2021)も発表された。
神奈川県は6位。
道府県魅力度ランキングは、
・1位は北海道で都道府県の調査開始から13年連続の1位。
・2位以下は京都府、沖縄県、東京都、大阪府、神奈川県、福岡県、長崎県、奈良県の順で、10位は長野県と石川県。
・都道府県の中で最も魅力度が高かったのは北海道で73.4点。都道府県の調査を開始した2009年から13年連続で1位となった。前年の60.8点から大幅上昇となった。「とても魅力的」が57.6%、「やや魅力的」が31.5%で、合計ではおよそ9割が北海道を「魅力的」と答えている。一方で「あまり魅力的でない」「全く魅力体でない」は合計でも1.0%と少ない。
・2位は京都府でこちらも13年連続の2位。点数は前年の49.9点から56.4点へと上昇。「とても魅力的」との回答率が前年の29.4%から今年は36.1%へと急増している。
・3位沖縄県、4位東京都の順位は前年と同じだが、いずれも魅力度が10点以上も上昇している。
・5位は大阪府。前年より10点以上も上昇する42.0点で、神奈川県を抜いて調査開始以来最高順位を記録した(点数も最高点)。
・6位の神奈川県は順位こそ1つ下げたが、点数は40.0点と前年より5.3点も上昇している。
・福岡県は7位となり、これは2013年と2014年に並ぶ最高位タイとなった。同じ九州では長崎県も順位を3つ上昇して8位となり、2015年の軍艦島等が世界遺産となった時以来のベスト10入りを果たした。
・ほとんどの都道府県が点数を伸ばしている。そのため、評価が上がったにもかかわらず相対的に順位が下がった都道府県も多い。つまり、順位が下がったからと言って、評価が下がったとは限らない。