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[永続企業へのヒント:この一冊] ~鈴木貴之著『100年後の世界~SF映画から考えるテクノロジーと社会の未来』化学同人、2018年~
[永続企業へのヒント:この一冊]
~鈴木貴之著『100年後の世界~SF映画から考えるテクノロジーと社会の未来』化学同人、2018年~
・著者の鈴木貴之氏は、1973年神奈川県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。南山大学人文学部准教授などを経て、現在東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は哲学(心の哲学)。著書に『ぼくらが原子の集りなら、なぜ痛みや悲しみを感じるのだろう』(勁草書房)などがある。
内容紹介
哲学者、テクノロジーの未来を考える。
テクノロジーの進歩は、社会に大きな変化をもたらす。
私たちは、現在のテクノロジー、そしてまだ見ぬテクノロジーとどう付き合っていけばよいのだろうか。
本書では、生殖医療、遺伝子操作、サイボーグ、不老長寿、人工知能、仮想現実などを取り上げ、それぞれのテクノロジーの現状を整理し、『ガタカ』『ロボコップ』『マトリックス』といったSF映画も参照しながら、まだ見ぬテクノロジーと社会の関係を予測する。
気鋭の哲学者による刺激的論考!
◆生命
『ジュニア』で生殖医療技術/『ガタカ』で遺伝子操作/『ジュラシック・パーク』で絶滅動物の復活
◆能力増強
『アルジャーノンに花束を』でスマート・ドラッグ/『ロボコップ』で身体改造/『永遠に美しく…』で不良長寿
◆情報
『2001年宇宙の旅』で人工知能/『ターミネーター』で働く機械/『マイノリティ・リポート』でデータ分析
◆人間の心
『ブレインストーム』でマインド・リーディング/『時計じかけのオレンジ』で心の操作/『マトリックス』で仮想現実
目次
序 章 なぜテクノロジーの未来を考えるのか
第1章 子供をつくる―『ジュニア』で考える生殖テクノロジー
第2章 よりよい子供をつくる―『ガタカ』で考える遺伝子テクノロジー
第3章 生命を創造する―『ジュラシック・パーク』で考えるバイオテクノロジー
第4章 薬で頭をよくする―『アルジャーノンに花束を』で考える能力増強テクノロジー
第5章 身体を改造する―『ロボコップ』で考えるサイボーグ・テクノロジー
第6章 長く生きる―『永遠に美しく…』で考える不老長寿テクノロジー
第7章 考える機械をつくる―『2001年宇宙の旅』で考える人工知能
第8章 働く機械をつくる―『ターミネーター』で考えるロボット・テクノロジー
第9章 データを分析する―『マイノリティ・リポート』で考える情報テクノロジー
第10章 人の心を読む―『ブレインストーム』で考えるマインド・リーディング・テクノロジー
第11章 薬で幸福になる―『時計じかけのオレンジ』で考える心を操作するテクノロジー
第12章 別の世界をつくる―『マトリックス』で考える仮想現実テクノロジー
第13章 テクノロジーをめぐる論争
終 章 テクノロジーは幸福をもたらすか
内容
テクノロジーの進歩は、社会に大きな変化をもたらす。私たちは、現在のテクノロジー、そしてまだ見ぬテクノロジーとどう付き合っていけばよいのだろうか。本書では、生殖医療、遺伝子操作、サイボーグ、不老長寿、人工知能、仮想現実などを取り上げ、それぞれのテクノロジーの現状を整理し、『ガタカ』『ロボコップ』『マトリックス』といったSF映画も参照しながら、テクノロジーと社会の関係を予測する。気鋭の哲学者による刺激的論考! (「BOOK」データベースより)
・序章に「この本の目的は、・・・・・・・、これから100年ほどのあいだに、テクノロジーはどのように進歩し、それによってわれわれの社会にはどのような変化が生じるのかということを、ある程度真剣に考えてみることだ。」哲学者の視点で科学と未来を考察し、仮説や推論はないが、問題を提起している。
・各章で『映画』はきっかけとして扱われているが、(観た映画もあり)テクノロジーと人類の未来について、具体的なイメージをもって進めることが出来た。
今まで、企業の永続に直接参考になる書籍を取り上げてきた。今回、世の中の急激な環境変化に対する未来予測だけでなく、生殖医療、クローン、不老長寿、人工知能といった、科学技術が生みだす諸問題が議論される本書を取り上げた。
企業永続のために、企業を取巻く未来について、楽しくかつ真剣に考えさせてくれる一冊である。
永続的成長企業ネットワーク
代表理事    吉田正博
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