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[出版ニュース] ・永続的成長企業ネットワーク理事、斉藤毅憲横浜市立大学名誉教授の著書が出版されました

 

[出版ニュース]
・永続的成長企業ネットワーク理事、斉藤毅憲横浜市立大学名誉教授の著書が出版されました。
斉藤毅憲・渡辺峻編著
『新しい経営学③ 農山漁村地域で働き生きるための経営学入門―地域住民の満足と地域づくり戦略―』
文眞堂刊 1,850円+税 [2018.6.30第1版発行]

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<主要目次>
第1章 農山漁村地域と地域住民の満足
第2章 「自己成長の場」としての農山漁村地域
第3章 農山漁村地域と新たなワーキング・スタイ
第4章 「チャンスの場」としての地域産業
第5章 農山漁村地域のブランド品づくり
第6章 農林水産業へのニューエントリー
第7章 農山漁村地域における多様な「モノづくり」
第8章 農山漁村地域における「モノを売る仕事」の再生
第9章 観光による自立的な地域づくり
第10章 「生き学としての地域経営学」の構築にむけて
・本書は、都市地域の企業に「雇われて働く」生活を見直し、農山漁村地域(故郷、田舎、古里)にUターン、Iターンして、みずから仕事をつくりだし自律的に働き生きるという考え方が重視される。そして、過疎化した農山漁村地域においても、生きがい・やりがいを感じる働き方・生き方ができることを示している。
・本書は未開拓の「地域経営学」の創造をも意図しているが、重要なコンセプトは「地域住民の満足」である。それは住民が住んでいる地域で自律的に働き生きることで得られる満足感であり、その地域への愛着心や定住意識・貢献意欲を左右する。それはまた「生活の質の向上」であり、「地域の活性化・再生」の意味である。
・本書で強調したいもうひとつの点は、いま農山漁村地域で産業が再生に向けて力強い「自律的な志向性」を見せていることである。人口が減少し、産業も衰退しているが、地域住人の力で変革・再生しようとする動きが芽生えている。このような変革・再生の過程は、自律的に働き生きようとする人びとにとっては絶好の「チャンス」を意味している。表層的には絶望的に見えても、現在の農山漁村地域の産業には無限の可能性があり、目に見えないところで新しい芽が確実に生まれている。
・変化の激しい21世紀を生き抜くために自信を得られるお勧めの一冊。

“楽問元気!(楽しく学んで元気になろう!)”
・「自活地活(ジカツ・ジカツ)」の実践を!
自分を活かして、地域を元気にしようというのが、「自活地活」である。農山漁村地域にも働き生きる場が確実につくれる。そこは「地域住民の満足」(住民満足、住民が自分の住んでいる地域で感じる満足)を得られるだけでなく、自己成長が実現できる場でもある。そして、自分を活かせば、地域は元気になり、活性化することになる。
―斉藤毅憲 横浜市立大学名誉教授、放送大学客員教授 商学博士―
“田舎に移住して充実した働き方・生き方をしよう”
・都市地域で「雇われて働く」から農山漁村地域で「自律的に働き生きる」へ
いま農山漁村地域に移住する若者たちが増えている。人間らしい働き方・生き方を求めて、新しい発想・手法で農業・林業・漁業などの再生に取り組み、自分の生活を充実させつつ地域を活性化している。田舎に移住して働き生きることも決して捨てたものではない。「生きるために学び、学ぶために生きよ」(ラーネッド博士)。
―渡辺峻 立命館大学名誉教授 経営学博士―