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[コラム:企業永続の法則Q&A]第8回『企業の一生と人の一生を結ぶ幸福度「U字型カーブ」』

 

[コラム:企業永続の法則Q&A]第8回『企業の一生と人の一生を結ぶ幸福度「U字型カーブ」』

・人間には寿命(死)がある。企業は生き続ける。天寿を全うしたとしても人間は100余年しか生きられない。しかし、企業は企業会計原則でもおなじみの「ゴーイングコンサーン(継続企業)」として誕生する。要するに、法人は「生き続ける」ために誕生している。
・人間と企業の違いを理解すれば、企業の存在価値の源は「社会にとって必要とされているかどうか」に尽きる。長寿企業は社会・地域に必要とされているから存続し継続しているのである。
・経営者にみた幸福度U字型カーブ。創業から始まり、再生あるいは退出の各段階の金融相談を受けるなかで、私はあることに気がついた。経営者の心のありようである。人間の個人の幸福度を左右する要因は多くあるそうで、年齢によっても幸福度は変化するという。
・心理学の理論で幸福度は年齢に対してU字型を描くといわれ、若いときは幸せで、30代後半から50代半ばまで最も幸福度が低くなる。その後、退職を経て天寿の年齢が近づいてくると幸せが再びやってくるというものである。
・経営者はこのU字型カーブを年齢ではなく、創業からの年月(時間経過)で感じているのではないか。
・つまり、創業した段階は幸せ度が最も高く、事業を継続するなかで、苦労が多くU字型カーブの底に入り、そこで壁となる困難を乗り越え企業経営が安定してくと、創業時の幸せ感と同じく高くなってくる。
・経営者の人間的成長ともいえると思う。また、U字型カーブを経験した経営者は、後継者への承継がスムーズにいくようにも感じられた。

『企業永続の法則―地域と結びついた企業は潰れない!』24頁参照

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