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[コラム:企業永続の法則Q&A]第12回『地域からみた企業のリアル―企業が天井を打つとき』

 

[コラム:企業永続の法則Q&A]第12回『地域からみた企業のリアル―企業が天井を打つとき』

・私は、横浜でこれまで数多くの企業経営者にお会いしてきた。そして、その経営者の会社の姿も数十年にわたり見てきた。企業を長いスパンで見ていると、必ずターニングポイントと思われるときがある。会社が良くなる、大きくなる、業務内容が変わるなど、時代の流れに乗るとき、乗れないとき。
・多くの社長は、そのときどうであったのか。
・事業が時代の流れに上手く合致し、時として社長が時代の寵児となることがある。お役所(国、県、市)をはじめいろいろなところから、社長の話が聞きたいとお声がかかるようになる。大学などでも、教員の手抜きの一環でもあるが、社長から直に講演が聞きたいという講義に出講する場面も多々出てくる。社長は、会社の知名度向上と営業力強化になるとの思いから、講演が頻繁となる。
・そういうときに危機が近づいてくる。
・大企業など組織が万全なところと異なり、従業員が数十名の中小企業は、長い目で見ると社長の自己満足に収斂しかねない。
・目先の売上などには確かに貢献する。しかし、最初の謙虚な気持ち、社長の思いや真摯な経営姿勢は、やがて話上手な講演者または講演屋の姿勢に変わっていく。
・会社によっては、自社のホームページで、「社長への講演依頼はこちらへ」といったページをつくったりする。
・会社が評価されなければならないのは、地域、お客様、取引先などであり、講演の多さ、良し悪しではないのに。

『企業永続の法則―地域と結びついた企業は潰れない!』107頁参照

https://www.amazon.co.jp/…/…/4344922352/ref=sr_1_fkmrnull_1…