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【企業永続へ:経営者に贈る言葉⑥] ~塩田元規氏(アカツキ創業者)の言葉~
【企業永続へ:経営者に贈る言葉⑥]
~塩田元規氏(アカツキ創業者)の言葉~
・売上高281億円・利益136億円と今日本で、もっとも儲かっている、伸びている会社の一つである「アカツキ」の創業者(36歳)の言葉。今の時代の流れ(新しい経営のあり方)を感じられる。
・時代はもう変わっている。これからの時代は、ハートやつながりといった目に見えないものが中心になると信じている。合理・論理など目に見えるものが中心の時代から、感情・ハートが中心の時代だ。
・頭で考えて社会に合わせて生きる時代は終わった。外側ではなく、自分の内側を大切にする時代だ。
・やること(Doing)だけじゃなくて、自分の在り方(Being)も大切にしていく。
・一人ひとりが自分らしくハートに従って生きる時代。そして、多様な生き方をお互いに認め合えて、みんなの人生がカラフルに輝く”ハートドリブン”な時代だ。
・ハートを大切にする人が、結果として社会的な成功も得られる。
・ビジネスでも、遊び心や感情を大切にすることが成長の鍵になる。
・成長期のキーワードは画一的な拡大。そして、成熟期に入った時のキーワードは”多様化”だ。
・経済も昔はゼロサムゲームでシェアを奪い合う競争戦略だった。でも今は、イノベーションによって市場自体を創出し、大きくしていく考え方にシフトしている。
・ハートを原動力にする活動は、無限の幸せを生む可能性がある。そして、ハートドリブンに活動することは、他の人を幸せにすることにもつながる。
・志とは”心指し”だ。心が指し示している方向のことだ。ワクワクといった感情を丁寧に見れば、心は自分の進むべき道を教えてくれる。
・素晴らしい会社の定義で大切なことは、たった一つだ。それは『雰囲気がいい会社』だ。
・最高に人が輝いて、ワクワクして働いている組織。そして、僕が死んだ後にも、世の中に価値を提供し続けていく偉大な幸せ企業を作ろう!
・困難は竹の節のようなものだ。それが僕たちを強くするし、困難の先に感動がある。
・経営の手法を教えてくれる人より、自分を理解してハグしてくれる存在が本当に大切。その人が、新しい自分になる勇気をくれる。
・全ての自己表現がギブだ・・・・ギブに大小や優劣はない。究極的には、その場所に存在すること、それ自体がギブっていう場所だった。
・人の本質は愛なんだ。
・これからは、全ての商品やサービスには心が動く体験が必要になる。それはワクワクする体験を付加することかもしれないし、物語や価値観、信念を伝えることかもしれない。
・これからの時代はとんがっていることが大切だ。
・熱狂的に好かれる商品は、仮に国内には小さな市場しかなかったとしても、グローバルで見れば世界中にファンができる可能性がある。
・これからの時代は、今まで以上に、意義(Why)がすべての中心になる。競争戦略をたくさん考えるより前に、Whyをクリアにして、Whyをどう伝えるかを考えたほうが、圧倒的に価値がある。
・これからのリーダーシップ、「完璧」よりも「幸せな」リーダーへ。
・リーダー自身も幸せで、周りも幸せにするというハッピーな在り方は、組織に素晴らしい影響を与える。
・心の時代に世界がシフトしていくことは、日本にとって大きな可能性だと思う。これからの時代は、文化やアートといったものがより価値を持つ。歴史やストーリーが大切になるし、ハイコンテキスト(抽象的、概念的、非言語)な説明しづらいものへの理解が必要になる。
・僕は起業家で経営者だ。だからビジネスの世界でも、Doing(事業)とBeing(在り方)の両方で、カラフルな世界を表現していきたい。
出所:塩田元規「ハートドリブン」幻冬舎2019年
・時代を読み解き、これからの経営のヒントになる書籍の一つである。(選:吉田正博)
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