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【ほっとニュース:シニア起業】日本経済新聞記事<ひと輝く>(2021年3月30日)より シニア起業の三浦代表、「働きたい」が原動力   健康食品販売のうるるはあと(横浜市)は平均年齢78.6歳の「スタートアップ企業」だ。
【ほっとニュース:シニア起業】日本経済新聞記事<ひと輝く>(2021年3月30日)より
シニア起業の三浦代表、「働きたい」が原動力
健康食品販売のうるるはあと(横浜市)は平均年齢78.6歳の「スタートアップ企業」だ。
―――――[以下、日経記事]―――――
・代表の三浦すみ子さん(76)が長年食べ続けている、にんにくと卵黄を練り合わせて乾燥させた自家製の「にんにく卵黄」を商品化し、2019年に立ち上げた。元気いっぱいの代表自身や従業員が商品の広告塔だ。
・社名の「うるるはあと」は、感動して目がうるうるする様子と心(ハート)を掛け合わせている
・従業員は6人で、最高齢は90歳。老人ホームを退所した人や、三浦さんに瀬谷区にある店先で「暇だったら手伝ってくれない?」とスカウトされた人もいる。製造やインターネット通販を含めた販売を6人ですべて担う。
・商品開発も独特だ。例えば「黒にんにくワイン漬け」は、乾燥させすぎたにんにくを酒に漬けてみたことがきっかけで誕生した。失敗も楽しむのが我流の精神だ。
・三浦さんは横浜市内で30年間スナックを経営。閉店後もアルバイトをする生活を支えたのがにんにく卵黄だったという。スナックを閉店した時に「まだ働きたい」という思いが募り、起業を決意した。
・目標は「収支がトントンになること」。運営資金はスナック経営でためた貯金で、銀行からの融資はない。「貯金がなくなったらおしまい。どうせ年だし」と屈託がない。
・21年1~3月の売り上げは20年1年間の9割近い47万円に伸びた。赤字脱出も遠い夢ではなさそうだが、売り上げよりも働く充実感が何よりの報酬という。三浦さんはきょうもイキイキと店先に立つ。                     (浦崎唯美子)